「自己破産した人は一体どのような末路をたどるのだろう」
「自己破産で後悔することはないのだろうか」
自己破産について、このような疑問を抱えていませんか?
自己破産は簡単に決断できるほど手軽な手続きではありません。それゆえに、借金で悩んでいてもなかなか破産に踏み切れない方も多いはず。
そこで今回、30代で3,500万円の借金を背負い自己破産を経験したタカ(39歳会社員)さんに、破産に至った経緯から破産後の生活、しなければよかったことなどを聞いてきました。
結論、タカさんは「自己破産しなければよかった」という気持ちは一切ないそうです。その理由などを含め、インタビューをぜひご覧ください。
《タカさんが自己破産で利用したアヴァンス法務事務所はこちらから》
自己破産した人の末路!自己破産しなければよかった?自己破産した人の生活人生は甘くないが悲惨ではない。
ー5年前に自己破産をしたそうですが、破産してどうなりましたか?
気持ちとしては楽になった、助かったというのが率直な感想です。
借金額が大きく、自分ではどうにもならないような状況だったので、その悩みから解放されたというのはすごく嬉しいです。
弁護士に依頼してからすぐに請求とかも止まりましたので、やはり、自己破産をやって良かったと思っています。
ー現在はどのような生活を送っていますか?
今は会社員として親族が経営する会社に勤めています。
妻と子供と3人暮らしです。自己破産した以外、特別変わったことはなく、家族ともなんら変わりなく生活できています。
ー自己破産して借金を返済する必要がなくなった以外、大きな変化はないということですね。
はい。大きな変化は借金返済がなくなったというメリットだけです。
もちろん、信用情報に関わるデメリットはあります。しかし、これから特に借入する気持ちも予定もありませんので問題はないですね。
それに、妻と子供にも大きな影響はありませんでしたので、その点もよかったと思います。
ー自己破産しなければ良かったということはありますか?
今のようなところはありません。デメリットも感じません。もちろん社会的ルールでカードが作れないなど制限はありますが。
タカさんが借金を抱えた理由、借金額を聞いた
ーそもそもどういう経緯で自己破産する決断に至ったのですか?
うちの両親はもともと田畑を持っていて、農業を営んでいたんですけども。亡くなってしまい、それを私が相続することになりました。
実は、私自身、それを引き継ぐつもりはなかったんです。
亡くなって知ったのですが、両親には3,000万ほど借金があり、田畑を相続するとその借金も私が負わなくてはならなかったのです。
妻と子供もいましたし、当時は会社員として仕事もありましたので、田畑を引き継ぎ農業をするつもりはありませんでした。
ー亡くなってから両親に借金が見つかったというのは、相続ではよく聞く話ですよね。3000万円もあれば、私もタカさんと同じような決断になると思います。しかし、それがどうして引き継ぐことになったのでしょうか?
私が引き継がないことに対し、親族の猛反対を受けたからです。
私は他に兄弟もいませんし、一人っ子です。その私が、先祖代々受け継いできた田畑を、借金を理由に放棄するということに対し、「どういうことだ!」と反対されました。
今思えば、私ももっと強く拒否すればよかったのですが。そういう経緯があり、田畑とともに3,000万円の借金も相続しました。
ー会社員から農業への転身。さらに3,000万円という借金を抱えてのスタートは大変ですよね。そもそも農業の経験や知識はあったのですか?
正直本格的にやったことはありませんでした。学生時代に農業系の学部を出ていまして、幾分かの知識や経験は「多少あった」という程度です。
そんな状態で農業を開始したんですけど、従来作っている農作物では、やはり借金を減らすことが非常に難しく、利子を払うので精一杯でした。
タカさんが自己破産に至るまでの戦い
ーそれからどのような経緯で自己破産へ向かうのでしょうか?
最初から大きな借金がありましたので、少しでも減らそうと何か…突破口になるものを考えていました。
高く売れるようなものはないだろうかと、配合を掻き合わせた新種のお米などを開発したり…。他にもさまざまな活動で、借金を返済する目処を立てようと思っていました。
しかし、そういうものを作ったりしても、3,000万円という金額は、とてもじゃないけど簡単に返せるようなものではないので、家族ともども生活が苦しくなっていく一方でした。
ー3,000万円を背負うのは大きな決断ですし、それを返済し続けるということは本当に大変だったのではないでしょうか。毎月いくらぐらいの返済でしたか?
月60万円ほどでした。
ーということは、年間720万円の支払いが必要だったということですね。当時の収支はどのような状況だったのですか?
当時の売り上げは農業だったので、毎月という収入ではありません。
出荷がないとなかなか現金化ができないというところで、実際、農業としてはトータルで、年間600〜700万円くらいの売り上げでした。しかし、そこから経費を引いたので実際の手取りは、400万円くらいだったと思います。
借金返済には全然足りませんでしたので、その当時は妻も色々と働いたりしながら貯金とかを切り崩したりして生活していました。
また、親族にもそういうことを話していたので、お金を出してもらったりしながらやりくりしている状況でしたね。
ーそのような生活がどのくらい続いたのですか?
最終的にはそういう状況が、約4年ぐらい続きました。
ー4年もこの生活はつらいですよね。自己破産という言葉が浮かんだのはいつぐらいだったのですか?
自己破産を考え始めたのは、2年くらい過ぎたタイミングです。
この辺りから、いよいどうしようもないな。これはちょっと、まずいなというのは感じがありました。
このままだと、家族そのものがバラバラになってしまう。
妻や子供に大きな迷惑をかけてしまう可能性があるなと感じました。
家族と離婚という形を取っといたほうがいいのではないかとも思いました。
自己破産してしまうと、財産なども全て失ってしまいますので、基本的には。そういう段階になる前に、離婚してしまおうかと家族と話したり…。
それでもしばらくは、農業を続けながら模索していましたが、にっちもさっちもいかない…
このままでは借金を減らすことができないという考えに至りました。それで、最後の1年ぐらいは農業をやっているというよりは、自己破産を視野に入れながら活動(整理)していましたね。
ー弁護士にも相談されていて、収支も返済困難となっていた中、すぐに自己破産せず2年ほど時間がかかったのはなぜですか?
現実的に返すのが困難というところはありましたが、やはり自己破産ですから、色々とデメリットがあるのを懸念していました。特に、家族に迷惑がかかるのではと。
ー自己破産を考えてから専門家に相談しましたか?
はい、アヴァンス法務事務所に相談していました。
アヴァンス法務事務所の無料相談で借金地獄の突破口が見つかった
ーアヴァンス法務事務所とはどうやって出会ったんですか?
借金の支払いに困り出した頃から、自己破産について自分でも調べていました。その際に、法律事務所の紹介などをされているような個人サイトを見つけました。
そこで、色々な法律事務所が紹介されていたんですけど、アヴァンス法務事務所が非常に評判が良かったものですから、それをきっかけに私も相談させてもらいました。
ーネット上の口コミは信用できないものも多々あると聞きますが、アヴァンス法務事務所は評判どおりでしたか?
それが、実際利用してみると、人当たりも良くて丁寧な対応でした。借金の悩みを聞いていただいて、「結局今の借金をどうしていったらいいのか」という相談にも、助言がありました。
窓口に立っていただいた方がとても親切だったので、助かりました。
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ー最初にアヴァンス法務事務所へ相談されたとき、すぐに自己破産したほうがいい、債務整理したほうがいいなど、ガツガツした営業はありませんでしたか?
すぐにということはありませんでした。
私も自己破産ということを含めて相談しましたが、弁護士も「自己破産には、色々なデメリットがあるので、少し時間をかけてゆっくり整理されてからやったほうがいいのではないか?」「今の状況を家族や周りの人と相談した上で決めたほうがいい」と言ってくれました。
やってしまうともう元には戻れないというのがあったので、その辺の気持ちの整理とか、身辺の整理とかも必要でしたし。
他にも安心できるような言葉を色々ともらっていたので、親族一同、家族とも話し合って決断をしたという流れです。
色々話を聞くと、デメリットも私自身に制約はかかるけども、それ以上に家族そのものには大きな負担がかからないという話を聞いて、自己破産しようと決断しました。
ー弁護士さんが親身になって話を聞いてくれたのですね。
はい、本当に感謝しています。アヴァンスは相談料が無料と書かれていたとおり、自己破産するまで10回ほど相談しましたが、お金を請求されることはありませんでした。
ー2年間ずっと相談料が無料だったのですか?とても良心的ですよね。
そう思いました。やはり、そもそもお金がない状態なので。相談するのにお金がかかっていたとすれば、腰を上げづらくなっていたと思います。
現実的に相談料を払うお金がなかったものですから。
話を聞いてくださった弁護士さんのおかげで、今の生活があると思っています。
ー借金について相談できる人はなかなかいませんので、悩みを話せる誰かがいるだけでも、気持ちが軽くなると思います。それが借金問題に強い専門家なら、なおさら心強いですね。
自己破産以外の解決策はないのかと探したこともありましたが、自己破産についてのデメリット、メリットをきちんと説明してくださったので、安心できました。
ー自己破産のデメリットに関して、どのような説明がありましたか?
デメリットとしては、やはり財産関係が全て没収されてしまうこと。家や預貯金、田畑はもちろん、手放さなければなりません。
それから、金融関係のブラックリストに名前が載ってしまい、お金を借りたりクレジットカードが作れなかったりする説明を受けました。
ーそうですよね、自己破産では、財産をお金に換えて、債権者の支払いに充てるため、不動産は売却となりますし、90万円以上の現金も没収されてしまいますよね。
はい。破産すると生活が激変してしまうのではないか、家族に迷惑をかけるのではないかと不安でした。
しかし、弁護士から、私が自己破産しても家族…例えば妻や子供がブラックリスト入りするわけではない、影響もないと説明を受けたので、安心できました。
それで…自己破産を考えてから2年経ったころ(田畑を継いで4年目)に、実際に破産申請したという経緯です。
一部借金の保証人に親族がなっていたので、私が自己破産すると迷惑をかけるかもしれないと思いましたが、そこも弁護士さんがうまくやってくれました。
ー実際に自己破産してみて、デメリットをどう感じますか?
確かに金融関係のローンが通らないなどはありますが、不便には思えません。妻はクレジットカードを持っていますし。
自己破産のデメリットより、3500万円の借金の支払いから解放されたメリットのほうが大きいですね。
ー3500万円!!相続した時から借金が増えていますよね。
結局、生活を補填するために消費者金融から借りたりしたので、借金は3,500万円ほどに増えてしまいました。その全ての支払いが自己破産でなくなりました。
ー自己破産で不安に思うことは他にありましたか?
自己破産する費用が気になりました。着手金も払えないような状況だったので。
ーそうですよね。自己破産したくても、弁護士費用がないと諦める方も少なくないと聞きます。タカさんはどうやって切り抜けたのですか?
私は分割にしてもらいました。着手金30万円、他に印紙代などトータルで50万円ほどかかりましたが、それを月2万の分割にしてもらいました。
もう払い終えています。
自己破産した人の生活。ータカさんが自己破産後の人生に思うこと
ー自己破産をしてから、現在まで約5年ほど経ちましたが、当時を振り返って今思うこと、読者に伝えたいことを教えてください。
そうですね、私自身もそうでしたが、家族とかいられる方は家族への影響を心配されると思います。しかし、思ったほど家族に対する社会的影響は少ないです。
ですから、その辺は安心していただいていいかなと思っています。
支払いの催促とか借金に関する責任を感じて、苦しかったのですが、自己破産してプレッシャーから解放されたことは、すごく安心しました。
今、借金で困っている場合、どうしてもやむを得ないときは、自己破産というのも決して認められないことではないので。
自分の人生を一区切り、リセットして再出発したほうがいいと思っています。
おわりに
自己破産して5年経つタカさんは、現在すでに弁護士への返済も終えて、普通の生活を送っています。ブラックリストから抜けるまで、あと数年です。
自己破産した人の末路は、借金の生活から解放されて第二の人生を送っているということがわかりました。
タカさんのケースは、ご両親が残したものを相続したことで起こった借金問題でした。
当初は継ぐのを拒否していたタカさんですが、親戚から強く勧められたことで決心したといいます。
ストレートにいうと「自分が抱えた借金ではなく、親族に押し付けられたもの」なのに、インタビュー中、一切愚痴や不満などを言葉にすることはありませんでした。
思わず出た「ご自分が作った借金ではないのに…」という筆者の言葉に、「そうですね…親族の無責任な発言というのは、困りましたね」とだけ。
決して人のせいにせず、自己破産に至ったのは自分の責任であると捉える真摯な姿に、インタビューしながら胸に込み上げてくるものがありました。
今回のようにさまざまな事情があり、借金でどうしようもなくなった人のために、自己破産は用意されているのだと改めて感じます。
自己破産は、借金で苦しんでいる人に国が用意した救済措置です。どんな理由であれ、今返済が困難な状況に陥っているなら、あなたも借金を整理することができるのです。
返済に困ったりつらいと思ったら、タカさんのように、まずは弁護士の無料相談を利用して、借金問題解決の糸口を見つけてください。
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