払いすぎた金額が戻ってくるかもしれない過払い金請求は、弁護士や司法書士など法律家の助けが不可欠です。過払金請求に強い弁護士なら、返還請求もスムーズに進むでしょう。
とはいえ、弁護士と話す機会なんて日常的でないため「どの弁護士を選んだらいいかわからない」と悩む方も多いのでは?
また、一部ネット上で囁かれている「過払い金請求はクズ」「過払い金請求はからくりがある」といった言葉に不安を感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、過払金請求に強い弁護士を厳選して5つ紹介し、過払金請求のからくりや注意点を解説していきます。
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過払い金請求のおすすめ弁護士!過払い請求はどこに頼むのがいい?アディーレ・中央事務所・知恵袋の口コミなど
過払い金請求に強い弁護士・司法書士は以下のとおりです。
- ライズ総合法律事務所
- アース法律事務所
- ひばり法律事務所
- 東京ロータス法律事務所
- アース司法書士事務所
ライズ総合法律事務所
東京、横浜、大阪に事務所を構える「ライズ総合法律事務所」は、過払い金請求と債務整理で5万件以上の実績を誇ります。
主な対応業務は過払い金、債務整理、離婚問題です。他にも交通事故・立退料交渉サービスに対応しています。
営業時間は9時〜21時と遅くまで対応していますので、仕事終わりに相談ができるのは大きなメリット。また、土日も対応可能です。さらにメールなら24時間365日相談OK。
地方で事務所に出向けない人は、オンライン面談で進められます。
相談費用 | 無料 |
費用 | 過払い金返還請求:任意の場合22% 訴訟の場合27.5%(着手金は免除) 和解成立時に、解決報酬として1社につき22,000円必要 |
全国出張対応 | オンライン可 |
所在地 | ・東京:東京都中央区日本橋3-9-1日本橋三丁目スクエア12階 ・神奈川:神奈川県横浜市西区楠町16-1CITYBLDG. 2階 ・大阪:大阪府大阪市淀川区宮原4-1-45新大阪八千代ビル 5階 |
所属弁護士 | 弁護士 田中康雄弁護士 三上陽平弁護士 小澤信也 |
アース法律事務所
東京都港区に事務所を構える「アース法律事務所」は、元裁判官という経歴を持つ河東弁護士が担当することでも有名な法律事務所です。経歴を活かした債務整理が可能なので、業者との交渉にも強みがあります。
また、借金問題を専門に扱う弁護士なので、過払い金の実績も豊富。全国どこでも出張対応、無料で相談を受け付けています。
過去には、8社820万円の債務が164万に減額した事例もあるので、借金に困っている人にはおすすめです。ちなみに、過払い金の着手金は0円、債務整理費用は分割や後払いに対応しています。
相談費用 | 無料 |
過払金請求の費用(税込) | ・着手金:0円 ・解決報酬:1社あたり22,000円 ・過払金返還報酬金:21.6%~ ・訴訟の場合は回収額の27.5% |
全国出張対応 | OK |
所在地 | 東京都港区新橋2-12-5 池伝ビル5階 |
所属弁護士 | 弁護士 河東 宗文 |
ひばり法律事務所【過払い金・債務整理などすべて解決!】
「ひばり法律事務所」は、過払い金、債務整理などお金全般の問題を解決に導く法律事務所です。業界最安値レベルの料金体系で、相談は無料、着手金は分割対応もOKというハードルの低さ。債務整理の費用を抑えたい方におすすめできます。
「ひばり法律事務所」では、東京大学法学部卒、人情に厚い名村弁護士が担当してくれることでも有名。債務整理に関しては25年の実績を誇る実力ある弁護士なので、安心して任せられます。
相談費用 | 無料 |
費用 | ・任意整理:着手金1社22,000円 報酬金1社22,000円 減額報酬11% |
全国出張対応 | OK |
所在地 | 東京都墨田区江東橋4-22-4 第一東永ビル6階 |
所属弁護士 | 名村泰三落合彩子山本隆彦 |
東京ロータス法律事務所
受任実績7000件以上を誇る「東京ロータス法律事務所」は、過払い金、債務整理の相談が何度でも無料、分割払いもOKという料金体系が良心的な法律事務所です。
「過払い金請求に興味はあるけど費用が不安」「債務整理費用が用意できない」とお悩みの方でも、気軽に相談できる仕組みが整っています。
料金自体も安く収まるようになっていますので、費用面に不安を抱えている方は相談してみるといいでしょう。
相談費用 | 無料 |
過払い金費用(税込) | ・着手金:0円 ・報酬金:0円 ・過払い金報酬:回収額の22%(訴訟の場合は回収額の27.5%、訴訟費用、出廷日当) |
全国出張対応 | OK |
所在地 | 東京都台東区東上野1丁目13番2号廣丸ビル1-2階 |
所属弁護士 | 弁護士 永安 優人 |
アース司法書士事務所
アース司法書士事務所は、全国出張相談可能な定額の司法書士事務所として人気があります。Google評価も4.3と高評価を得ている法律事務所です。
着手金、減額報酬、オプション報酬なし、1社11,000円〜の料金体系で少額の借入〜高額ローンの債務整理まで請け負っています。
借金問題の実績は5,000件を超え。90分間の無料ヒアリングで、借金問題の解決策をしっかりと提案してくれます。
しかも早朝、夜間、土日祝日も対応OK、全国出張可能。仕事が忙しい人でも、法律事務所へ通えない人でも相談しやすい法律事務所です。
相談費用 | 無料 |
費用(税込) | 過払い金:取引中1社あたり 11,000円~(税込) 完済済み0円 ・訴訟によらずに回収した場合過払い金回収額の20%(税込) ・訴訟により回収した場合過払い金回収額の25%(税込) ※別途、実費・交通費が必要となります。 |
全国出張対応 | OK |
所在地 | 〒530-0038 大阪府大阪市北区紅梅町1-7 久幸ビル 4階 |
所属弁護士 | 司法書士 近藤陽介 |
アディーレ法律事務所
アディーレ法律事務所はCMでお馴染みの法律事務所で、過払い金請求の相談を無料で何度もしてくれます。
大手ということもあって、独自のシステムを構築し、スマホで過払い金請求の情報を確認することができます。
一方で、連絡が遅いや親身に相談に乗ってくれないなどの悪い口コミもあります。
中央事務所
中央事務所はアディーレ同様CMで有名な司法書士法人です。
口コミでは親身になってくれたといい評判がある一方で、一方的に早口で説明されたとの悪い評判があります。
ただ、過払い金大手になるので、大手にお願いしたい方におすすめです。
過払金い請求は弁護士がもうかるからクズ?からくり解説
過払い金請求について、「弁護士が儲かるだけ」「やめたほうがいい」という声があるため、ネガティブなイメージを持っている方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、過払金請求は法律に則った手続きで弁護士費用もその多くが妥当と言える金額ですから、弁護士だけが儲かる詐欺のようなものではありません。
過払い金請求の仕組み・からくり
過払金とは、貸金業法と出資法が改正される前のグレーゾーン金利(年29%)で返済していた取引を、利息制限法の金利で再計算することにより発生する「払いすぎたお金」のことです。
そして、払いすぎたお金を請求することを、過払金請求といいます。
引用:日本貸金業協会
過払金請求をすると弁護士は儲かるのか?
過払金請求は、過払金の算出から手続き、業者との交渉など非常に手間がかかります。知識がなければできませんし、個人が自分で行うことは難しいでしょう。
弁護士や司法書士に依頼すれば「過払金が発生しても、ほぼ全て費用として弁護士に取られてしまう」といった噂もありますが、その情報は正しくありません。
弁護士や司法書士の過払金請求にかかる費用は、高くても30%ほどです。
しかも着手金や報酬金が発生しないことも多く、手間や時間がかかる作業に対し妥当もしくは低めの金額だと言えます。
先ほど紹介した5社の法律事務所の過払金請求費用は、いずれも、22〜25%程度です。着手金や報酬金が発生しないケースも多く、相談は無料なので、弁護士だけが得をしているわけではないのです。
過払金請求は弁護士?司法書士?どこに頼むのがいい?
過払金請求については、弁護士と司法書士どちらにも依頼可能です。ただし、どちらに依頼するかは、依頼者の状況や要望によって異なります。
まず、弁護士は、法律的なアドバイスを受けたい場合や、訴訟を起こす場合に向いています。
弁護士は、法的な知識や経験が豊富であり、交渉や訴訟を行うこともできます。地方裁判所への代理出廷も可能なので、できるだけ手間を省きたい方、回収金額を上げたい方におすすめです。ただし、弁護士に依頼する場合は、費用が高くなる場合があります。
一方、司法書士は、手続きの手間や費用を抑えたい場合に向いています。
司法書士は、過払金請求の手続きに必要な書類の作成や提出、銀行やクレジットカード会社との交渉などを行うことができます。ただし、訴訟や法律相談などを行う権限がないため、法律的な問題が生じた場合は、弁護士に相談する必要があります。
過払金い請求を弁護士に依頼する人はクズなのか
過払金請求は、消費者が不当な金利や手数料を支払い過ぎた場合に、その過払い分を請求することです。
消費者は法的に請求する正当な権利があるので、過払い金請求を行うことは悪いことではありません。
またその手続きを法的な知識や経験が豊富な弁護士に依頼することは、過払金請求をスムーズに進めるために必要です。
よって、「過払い金請求を弁護士に依頼する人はクズ」ではなく、自分の権利を正当に主張するための方法の一つです。
過払金い請求のリスク!注意点とデメリットはこの3つ
先ほど過払金請求は、消費者の正当な権利とお伝えしましたが、注意すべきデメリットもあります。過払金請求すべきかは、弁護士や司法書士に相談し、デメリットを理解した上で利用しましょう。
- ブラックリストに載るケースがある
- 過払金請求した貸金業者は今後利用できない
ブラックリストに載るケースがある
返済中の貸金業者に過払い金請求をすると、信用情報に載る(ブラック入り)可能性があるため、注意が必要です。ちなみに完済済みの借金に関しては、過払金請求してもブラック入りしません。
また、返済中でも過払い金の金額が、借金残額を上回れば、その過払い金で残金を返済できるため信用情報に影響がないでしょう。
一方、現在も返済中で、過払い金の金額が借金残額を下回る場合は、信用情報に載りブラック入りします。
ブラックリスト入りを避けたい方は、まず弁護士や司法書士に相談し、過払い金がどのくらい発生しているか計算して判断すれば問題ないでしょう。
いずれにしても法律家への相談は不可欠です。
過払金請求した貸金業者は今後利用できない
過払い金を請求した貸金業者とは、今後取引ができなくなります。
貸金業者からすれば、過払い金請求でお金を支払わなくてはならず、いい印象はありません。また、過払金と同時に債務整理などを行えば、その利用者を「社内ブラック」として登録する可能性があるのです。
とはいえ、クレジットカードや貸金業者は他にも多く存在します。1社や2社使用できなくなったとしても、生活に大きな影響はないでしょう。
こんな人は早めに過払い金請求すべき!その理由
過払い金請求には、10年という時効があります。最後に取引した日から10年経過すると、過払い金を請求することができなくなるのです。
「過払い金請求が気になるけど迷う…」「どうしよう…」と考えている間に過払い金を請求できる権利を失ってしまう方が少なくありません。
時効を過ぎてしまうと、50万円や100万円の過払い金が発生していても、一切戻ってこなくなるので、注意が必要です。
さらに、10年以内でも貸金業者が倒産してしまうと、過払い金請求できなくなります。貸金業というのは、継続するのが困難な業界ですから、経営が立ち行かず倒産してしまうことも珍しくないのです。
そうなれば、戻ってくるはずだったお金を請求できなくなるため、早めに法律家へ相談したほうがいいでしょう。
実際に過払い金請求するかは相談して決めてもOKなので、まずは弁護士や司法書士へ相談することをおすすめします。
まとめ
過払い金請求は、消費者の正当な権利です。払い過ぎたお金を返してもらう目的なので、詐欺ではありません。
また、過払い金請求は手間と知識が必要なので、弁護士など法律家に相談することは不可欠です。これは当たり前のことですから、クズと言われるようなものではないのです。
現在借金の返済が苦しく、生活が圧迫している場合、過払い金請求で借金がなくなる可能性もあります。また、「債務整理をしようと考えていたけど過払い金で逆にお金が戻ってきた」というケースもあるのです。
過払い金が発生するのか否かは、専門家に相談し、デメリットなどを理解した上で利用すれば問題ありません。現在借金を返済中で悩んでいる方は、一度、弁護士や司法書士に相談してみましょう。